仙台藩志会公の開歴史講座「伊達学塾」で佐藤憲一さんの講義が聞けるということで、参加してきました!
テーマは「伊達政宗と留守政景」。
1.留守政景の略歴、2.留守氏と利府、3.伊達政宗にとっての留守政景、という流れの約2時間。政景さんについて調べたことがなかったのでへぇー!へぇー!と唸りながらお話を聞いていました。
個人的にテンションがあがった部分を箇条書きにすると…
①20歳で黒川晴氏娘・竹乙(タケオト)姫を娶る。
②政宗にとっては、いざというとき頼ることのできる親戚。最も頼りになる叔父で良き相談相手。合戦に明け暮れた若い政宗の先輩として前半生を支えた最大の功労者。
③常に伊達領の北方守備の要。
④留守政景並びに殉死者画像 虎哉和尚賛 慶長15年(1610) 水沢 大安寺蔵
⑤佐藤憲一さんといえば政宗の手紙…ということで今回取り上げられていたのは天正14年の政宗→政景の大鷹くれくれ書状(笑)でした。
特に④の政景さん肖像画!コピーのコピーだったので全体的に黒くて見えづらいですが、死後わずか3年後の肖像画ということから、こんな感じのお方だったのかなぁーと妄想できて嬉しい…。品のあるお髭、後頭部にちょこんと見える髷。家紋は桐。
⑤の書状はよく取り上げられますが、やっぱり生でお話聞くのは楽しいですよね。「筆跡が滑らかで良いですね」なんてお言葉が出るのも佐藤さんの講義ならではでしょうか。わたしが走り書きしてた文章「・政宗の関心は鷹だが一応追伸で葛西大崎の状況うかがいもしてる・政景は鷹を献上したらしいことが後の手紙で分かる。ここまで政宗に頼まれれば仕方ないのでは…・わたしを憐れんで何とか頼む!・利府は良い鷹が取れる」
講義の最後には、ちょうど慶長遣欧使節団の資料がユネスコ記憶遺産に登録された時期だったため、支倉常長の御子孫からのご挨拶。スペインに行った時のお話をしてくださいました。
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