
政宗言行録木村覚書からですが、文禄の役・釜山海評定の後日浜辺で試し斬りをする清正さんのエピソード。
政宗の刀で試してみようと清 正さんに提案され、伊達家の威信に関わる試し斬りが行われるのですが、興味津々で清正さんを取り囲む人垣をかきわけて清正さんの左に畏まる左馬がとても好 きです。こういう時の左馬は一点しか見えていなかったりするととても良いと思います…もう目線の先の清正さんしか見えてなくて、体が勝手に人を押しのけて いる感じで。神輿見物に行って気がつけば神輿の担ぎ手になっている、そんなイメージの原田家17代目当主。
試し斬り後、左馬が清正さんから刀を受け取る場面は釜山海でのゴタゴタが嘘のような和やかムードで清正様の名将ぶりに心を鷲掴みにされました。いやしかしそれ以上に清正様から左馬に刀が渡されるという構図そのものが素敵過ぎる…ひいぃ。